読書ノート:『はじめてのエシカル』

October 30, 2019

こんにちは。KoKeBeeのIkukoです。読書の秋シリーズから本日私がおススメするのは、シドニーの青空と同じ色のブックカバーに、白抜き細めのコミカルなフォント、タンポポ色の帯とのカラーバランスがなんともおしゃれなこちらの一冊です。

 

末吉里花(著)/はじめてのエシカル

山川出版社 (2016/11/19)

 

 
末吉里花さんとはこの時に初めて聞くお名前で、一体誰なのか全く知らずに、本の表紙とタイトルだけを見て購入しました。

 

後から分かったのですが、この方はテレビ番組・「世界ふしぎ発見」のミステリーハンターをされいてた方だそうです。この番組のレポーターとして、アフリカのキリマンジャロ山頂を試みた時、出発前に山のふもとに住む子どもたちと、ある約束をします。それは、「山頂の氷河の様子をしっかり確認してくる」ということ。当時既に、山頂の氷河は、地球温暖化によって、元あった面積のたった2割ほどしか残っていないと言われていたのです。

 

里花さんはキリマンジャロを4日間かけて登山しますが、富士山よりも高い標高に高山病になり、死を目の当たりにします。その彼女の心と身体を救ったのは、太陽でした。太陽の光とエネルギーが彼女の身体を温め、子どもたちとの約束を思い出させ、登頂の勇気を与えてくれたのです。

 

そして、やっと辿り着いた山頂で、自然への感謝の気持ちが心の底から湧き出たのと同時に、ほんの少し残された雪の残骸だけの氷河をみて、地球がどれだけ危機的な状況であるかを肌で感じたそうです。

 

そんな里花さん。今ではこの本の表紙にもあるように、一般社団法人エシカル協会の代表理事としても活躍されています。

 

 出典:Pixabay 

 

 

エシカルは「私にいい」、そして「世界にいい」

 

「環境問題を取り扱った本」というと、「なんだか難しい!」「これから先どうなるの?」と、急に不安で途方にくれるような気持ちになっってしまったりとか、逆に「やるぞー!」と勇気をもらって、とてもポジティブな気分で何か行動起こしたくなったりとか、読後の感想は、ひとそれぞれ……となりがちです。でも、この本を読んだ後は、なんだかとってもフラットな気持ち今の毎日の生活を眺めて、一つひとつを丁寧に見直していく。それだけでいいんだ! と感じました。

 

怖くもなければ、不安な気持ちも、難しいことも全くない。毎日の暮らしの中で、普段やっていることを少し丁寧に変化させるだけ。全然チャレンジじゃない。昨日までの自分と、ほとんど変わらないけど、ほんのちょっと、前に進むだけーー。そんな感じなんです。

 

本の1ページ目には、タイトルにもなっている「エシカル」と言う言葉の説明があります。

 

“「エシカル」とは、もともと「理論的な」「道徳的な」という意味です。真面目でかたい言葉ですが、簡単に言い換えることができます。それは、「私たちの良心と結びついていて、人や社会、環境に配慮されている」ということ”

※引用元:末吉里花(著)/はじめてのエシカル

 

ちょっとおしゃれなイメージの言葉ですが、実はとってもマジメでまっすぐな気持ちを表す言葉なんですね。序章の後半にこんな文章もありました。


“実は、私たちは特別なことをしなくても、今のままで「世界を変える」驚くような力を持っています。それは何か。自分のお金を使って、ものを買う力があるということです”

※引用元:末吉里花(著)/はじめてのエシカル

 

これが、きっとこの本で一番伝えたかったメッセージなんだろうな。って思います。消費者である私たちは、消費することで世界を変えることができる。だから、自分が汗水たらして働いて得たお金を、どんな物やサービスと交換するのかについて、マジメにまっすぐ考える。「それによって世界が変えられる」と、言っているのです。

 

前回のブログでも、KoKeBeeアンバサダーのマキさんが藤原ヒロノブさんの「買い物は投票」という絵本の紹介をしてくれましたが、メッセージとしては、同じことを言ってると思います。

 

「不買い運動」とか、「ボイコット」という言葉があったりますが、里花さんが提唱しているのも同じこと。「自分の大事なお金をこの人に届けたい。この会社に届けたい」そんなふうに良心に従った気持ちを行動にし、ボイコットならぬ、「バイ(Buy)コット」しようと提案しています。

 

それには、「この世にあふれているいろんなモノやサービスが、どんな仕組みで自分の手元に届いてきているのか」を、少しだけ詳しく知る必要があります。そこで、この本では、さまざまな商品やサービスが、大きな流通の中でどんなプロセスを経て消費者の手元に届いているのかについても、分かりやすく教えてくれているんです。何気なく過ごしている毎日の生活や私たちの消費行動が、世界のどこかの誰かの苦しみの上で成り立っていることに、気付かせてくれます。


さらに、里花さんの目で見て「いいな」と思った人々や会社、商品についても紹介されていて、そのストーリーを読むのも興味深いし、新しい発見もあり、とっても便利なのです!

 

 

新しい発見

QRコードを印字した、新しいエコラップ包装 

 


実は、KoKeBeeでは、数ヶ月前からみつろうエコラップの説明書の印刷・添付を廃止しています代わりに、パッケージの帯部分に、こうした説明について書かれたウェブページを見るためのQRコードを印字しています。説明書って、家に持って帰っても、何度か読んだ後はゴミに捨てられる運命でしょう? そう、紙はプラスチックにも勝る、代表的な使い捨て製品のひとつなんです。

 

製紙には、原材料である木材が必要です。製紙工場では膨大なエネルギーが使われ、Co2を排出しています。さらには、製造の過程で有害物質も溶け出してしまい、水質汚染大気汚染につながっています。そして商品を流通させるうえでは、輸送のためのエネルギーやコストもかかりますよね。

 

プラスチックの代替えとして紙製品の需要が増えていますが、製紙のプロセスを思うと、私の心はやっぱりチクチクと痛むのです。木材だって大事な自然の資源。プラスチックよりはマシだけれども、紙が完全に良いものだとも思えないんです。

 

そんな理由で説明書の廃止に踏み切りましたが、ゼロにすることはまだ難しく、さまざまな理由で紙の説明書が必要な場合があったり、会社を経営する立場として名刺をお渡しする機会が必要な場合もあるので、心を悩ませていました。そんな時に、この本のおかげで「バナナペーパー」の存在を知りました!

 

本に付いていたバナナペーパーでできたしおり。 

 

ザンビアの有機バナナ。今まで破棄されていた茎の部分の繊維を使って、越前和紙の技法を応用し、紙に加工されています。

 

バナナの有機栽培でその土地の土壌と住む人々の健康を守り、繊維をとる作業で雇用を生んで貧困問題に対応し、一本の木も伐採しないことから、緑の環境を守るーーそんな素晴らしい活動が紹介されていたのです!

 

「次の印刷物からはぜひこのようなエシカル商品を選んでいこう!」KoKeBeeでもさっそく、そう決めています。

 

 

使える巻末のおまけ「エシカルショッピング・ガイド」

 

この本の巻末には、里花さんのおススメ商品や会社のリストがあり、里花さんの言葉で感想や説明が書かれています。「こういった物が欲しいけど、そんな商品を売っているお店で、応援したいようなところはあるかな?」と思った時に、すぐに調べて「バイ(Buy)コット」を起こせます

 

環境問題について、「少し興味があるんだけれど、どんな取り組みが自分に合っているかな?」「 何が自分にできるかな?」こんな風に考えている人に、ぜひ読んでみてほしい本です。

 

 

 

 

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           一枚のラップが教えてくれたのは、

 

             丁寧に暮らすこと周りに感謝すること

 

                      大地とつながること

 

          使えば使うほど愛にあふれた、

 

             新しい自分に会える こけびーラップ。

KoKeBeeは、オーストラリアのシドニーを活動拠点とした食品保存用みつろうエコラップの会社です。オーガニックのホホバオイルとミツロウ、天然樹脂を布にしみこませた食品用ラップを通して循環型の社会、自然と人間の共存を提唱、目指しています。

 

ラップの販売にとどまらず、プラスチックフリーの活動、体質改善をしたい方へのセミナー、体を動かして健康を維持するなどあらゆる活動を行っております。

 

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